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Method

技術と手法
― 見えないものを、見えるかたちに。

みどりのチカラは、暮らしを確かに支えながら、目には映りません。
だからこそ、数値と地図、そして人の言葉として描き出します。

みどりの多面的なチカラを見える化するGIMETRIXと、場と人を読み解く3つの手法。これらが、調査分析・計画・デザイン・マネジメントのすべてを支えています。

01 — GIMETRIX

GIMETRIX

グリーンインフラ・パフォーマンス解析

まち全体の環境性能を地図化し、みどりのチカラを多面的な視点から定量的に評価する、地球スケッチ独自の解析体系です。

  1. データ取得ドローン計測、衛星観測、既存資料や台帳、市民・現場の知見を集めます。
  2. グリーンインフラマップの構築緑地だけでなく都市的な被覆面も含めて類型化し、雨水浸透能力やバイオマス係数などの環境性能を与えた基盤地図を構築します。
  3. 個別解析水循環、暑熱、炭素、生き物、利用・アクセスなど、テーマごとに評価します。
  4. 総合評価単位の異なる評価を、市民の価値観を反映した重み付けによって統合します。
  5. 活用Webマップ、地域カルテ、シナリオ評価、モニタリングとして、現場で使える形にします。

みどりのチカラ ― 10の視点

01雨水を浸み込ませ貯めるチカラ
02涼しさを生むチカラ
03炭素を蓄えるチカラ
04生き物の命を育むチカラ
05風景を彩るチカラ
06恵みをもたらすチカラ
07心身の健康を保つチカラ
08健やかな成長を支えるチカラ
09交流を生むチカラ
10まちの安全を支えるチカラ
解析用いるデータ分かること
水循環地質・地下水位・降雨、基盤地図雨水の浸透量と表面排水量、湧水の涵養域、農地や樹林が失われた場合のシナリオ評価
暑熱衛星の熱赤外データ、基盤地図地表面温度の分布、樹林の増減が周辺の気温に与える影響
炭素植生の分布と生産量みどりが蓄える炭素の量
生き物生物リスト、基盤地図新たな生態調査に頼らない、生き物の棲みやすさの分布
利用・防災公園台帳、人口、道路・施設身近な遊び場の過不足、避難に使える空間、歩ける環境
CASE / 朝霞市

朝霞市グリーンインフラ・
パフォーマンスマップ

朝霞市みどりの基本計画の策定支援において、市全域を対象にGIMETRIXによる解析を行いました。その結果は、誰もが操作できるWebマップとして見ることができます。職員、市民、事業者が同じ地図を見ながら話し合えることが、合意形成の出発点になります。

マップを開く →

画面は「雨水を浸み込ませ貯めるチカラ」の表示例です。

朝霞市グリーンインフラ・パフォーマンスマップ(雨水の地表面浸透量)
02 — to Sketch

読み解いたものを、
風景へと翻訳する。

解析だけでは、答えの半分にすぎません。土地の記憶、人の想い、現場の実態。それらを読み解き、計画とデザインに翻訳する3つの手法です。

CONTEXT TO SKETCH

土地の記憶を、未来の風景へ

領域・構造・現象の3つの視点から場所を捉えます。構造は、自然・空間・生活・歴史の4つの軸で読み解きます。地形の成り立ち、水の流れ、かつての土地利用、地域に受け継がれてきた営み。そこから、その土地ならではのデザインの手がかりを見つけます。

同じ風景を、人の目に見える光と近赤外線の二つで捉えています。見た目には同じ緑でも、植物の活力には差があります。
COMMUNITY VOICE TO SKETCH

市民の想いを、確かな風景として描き出す

アンケート調査、ワークショップ、模型づくり、ウォークスルー。目的に応じて対話の場そのものを設計し、本人も言葉にできていない願いまで引き出します。手を動かしながら考えを形にしていく進め方が、その場所にしかない答えを導きます。得られた声は、評価の重み付けなどに反映し、計画の判断材料として位置づけます。

模型を囲んで公園の計画を話し合うワークショップ
SPATIAL DATA TO SKETCH

高度な空間データを、持続的なみどりの育成に

ドローンのLiDARとマルチスペクトルカメラによる計測で、地形・樹高・樹冠・樹勢を面的に把握し、植生や土地条件を読み取ります。樹木医による診断と組み合わせることで、広域の把握と一本ごとの評価を両立させます。

計測を終えて着陸する Matrice 350 RTK。離着陸の場を確保し、安全を確認しながら運用します。
03 — Equipment

計測と解析の環境

ドローン計測

LiDARとマルチスペクトルの2機を自社で保有し、有資格者が操縦します。外注に頼らず、必要なときに必要な範囲を計測できます。

GIS・解析

ArcGIS Proを中心とした空間解析環境。衛星データ、数値地図、台帳データを統合して扱います。

Web公開

解析結果を誰もが操作できるWebマップとして構築し、公開まで対応します。

専門家との連携

樹木医、学識者、地下水解析の専門機関などと連携し、精度と妥当性を確保します。

04 — Drone Survey

植生やバイオマス量、樹勢を明らかにする。

地上からの調査では、広い緑地の全体像をつかむのに時間がかかり、樹冠の上の状態は分かりません。ドローン計測は、その両方を補います。得られるのは写真ではなく、地形や樹高、樹勢といった測れるデータです。

Matrice 350 RTK と Zenmuse L2
Matrice 350 RTK + Zenmuse L2レーザーで樹冠と地形を立体的に計測します。
飛行中の Mavic 3M
Mavic 3Mマルチスペクトルカメラで植生の状態を面的に捉えます。
Mavic 3M の機体
マルチスペクトルカメラ緑・赤・レッドエッジ・近赤外の4つの帯域と、可視光のカメラを備えています。
LiDAR / Matrice 350 RTK + Zenmuse L2

樹冠の下の地形まで読み取る

レーザーは葉の隙間を通り抜けて地面に届くため、樹木に覆われた斜面の地形を把握できます。得られた点群から、樹高と樹冠の広がりを一本ずつ抽出し、本数や過密の程度を数値として示せます。樹林の構造を立体で捉えられるため、どこから手を入れるべきかの判断材料になります。

活用例:樹林地の更新計画、危険木の絞り込み、バイオマスの推定、微地形の把握

河岸段丘の崖線林をレーザーで計測した点群。樹木を取り除くと、斜面に刻まれた谷筋が現れます(高さ方向を2倍に強調しています)。
樹冠高モデル(CHM)
樹冠の高さレーザーで計測した地面との差として、樹冠の高さを面的に求めます。
毎木抽出の結果(樹頂と樹冠、樹高で色分け)
毎木抽出一本ずつの位置と高さを数値化し、バイオマス量(炭素固定量)の推定を行います。
MULTISPECTRAL / Mavic 3M

緑被と樹勢を捉える

植物が反射する近赤外線の量は、植生の量と活力によって変わります。マルチスペクトルカメラでその違いを面的に記録し、緑被の分布とあわせて、弱っている木や乾燥の進んでいる場所を地図として示します。枯れてから気づくのではなく、兆しの段階で手を打つための情報です。

活用例:緑被の把握、街路樹の健全度の把握、植栽地の乾燥の確認、竹林や樹林の枯死の把握

正規化植生指数(NDVI)の地図
緑被の把握植生の量と活力を、正規化植生指数(NDVI)の色で示します。
竹林の一部の枯死。ナチュラルカラーとNDVIの比較
樹勢の把握見た目には一様な竹林の中で、枯れた部分が近赤外線では明瞭に現れます。上空から、異変の場所を絞り込めます。

操縦は、二等無人航空機操縦者技能証明(マルチコプター・夜間・目視外)を持つ者が行います。飛行にあたっては、関係法令に基づく手続きと、現場の安全管理を行います。

Contact

何がどこまで分かるのか、お話しします

対象地の条件をうかがえば、どの解析が有効か、どのくらいの規模になるかをご提案できます。

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