従来から都市環境計画の分野では、環境保全機能、レクリエーション機能、防災機能、景観形成機能の視点による緑の解析評価が行われ、緑の基本計画等の計画立案時の意思決定に供されてきました。
GI Performance Mapは、この緑の解析を行うものですが、最大の特徴は、都市地域計画に応じる詳細な精度を備えていることに加え、炭素固定や大気浄化、水害やヒートアイランド現象の緩和、都市公園の再編など今日的テーマによる解析を行う点にあります。また、基盤データは、植生情報や自然面分布を網羅していることから、緑地だけではなく一般市街地面（マトリクス）を含めた解析が可能であり、流域治水や都市のクーリングを目的とする解析に応じています。
分析の原単位は、通常メッシュに加え地域分析に親和性の高いヘキサゴンメッシュを用いるほか、自然流域・人工流域も採用しており、解析目的に応じた原単位を設定します。